僕にとってのスウェーデン留学
スウェーデンから帰国してもうすぐ5カ月
スウェーデンにいたことが遠い昔のことのように感じるようになった。とは言ってみても帰国してからも僕の心の中にはいつもスウェーデンがいたしこれからもそうだろう。それだけここでの経験は僕にとって大きな意味を持つ。それはここでの経験が自分の考え方や行動など様々なところに変化を与えてくれているから、そしてその変化が僕を成長させてくれているから。
僕を成長させてくれたもの
「では具体的に何が僕を成長させたのか?」
この大きな部分は「0からのスタート」であると思う。新しい場所で新しい仲間と全く新しい生活をつくる。
もしかしたら上京してきた人や一人暮らしをしている人はそれに近い経験をすることができているのかもしれない。ただ、僕は大学へも実家から通っていて友達もその周りにいて大学生になっても新しい生活という感じはあまりしなかった。
だけどストックホルムでの生活の最初は友達や家族も周りにおらず、一つずつ自分で切り開いていく必要があった。それにより、より考えて生活するようになった。例えば、食事にしても炭水化物取りすぎじゃね?とかいろいろ。さらに知らないことに対してはすぐ調べる癖も付いた。そうすることで見識も広がったと思う。
そんな感じで、全く新しいスタートから自分の環境を作り上げていくという経験が自信につながっていることは間違いないと思う。
スウェーデンがもつ意味
今、学生だけだなく社会人でも本当に多くの人が留学あるいはワーホリを経験している。特に英語を積極的に勉強している人はほとんどが当てはまるんじゃないかな。でも、スウェーデンに留学していたことがあるという人にはほとんど会ったことがない。まあ、英語を勉強しにスウェーデンに行くというのは不自然であるから当然といえば当然(笑)(それでも旅行で行ったことがあるという人も少ないと思う)
そういった意味で留学してたって言っても「スウェーデンに!」って言うことで違いがつくれる。もちろんスウェーデンだからすごいなんてことは全くない。
ただ、この普通はできない経験をできたということが“スウェーデンにいた”という僕をつくり、より成長した自分をつくることにつながると思う。だからこれからもスウェーデンは、ただの思い出としてだけではなく自信につながる場所として僕の心の中にあり続ける。
スウェーデンの素晴らしさ
スウェーデンにいったことのある日本人はあまり多くないと思うからこの国の素晴らしさもここで少し書きたい。
まず、留学先を決めるときにストックホルム大学を第一希望にした当時の自分に心から感謝したい。ナイスチョイスすぎ!!他の場所に行っていても別の良さがあったかもしれないが、今はスウェーデンがbestって心から思える。
そしてこれは僕のただの個人的な意見じゃなくて、スウェーデンに来ていた他の留学生や僕を訪れてくれた友達や家族もスウェーデンを好きになってくれていた。
「じゃあ何がそんなに素晴らしいのか?」
「湖や運河・森がたくさんある自然の豊かさ」、「IKEAをはじめとしたおしゃれなデザイン」、「夏季シーズンに訪れられる美しい離島」、「コーヒー飲んでゆっくりとした時間を楽しむfikaの文化」、「太陽出たら外に出るのんびりとした暮らし」
などなど魅力にあふれていると思う。そして行けば絶対に気に入ると思う。だからまだ行ったことない人はぜひ次の目的地候補に入れてほしい(笑)。
最後に
“たった1年弱海外で生活したからって知った気になるのは早い”って言う人もいるかもしれない。でもこのスウェーデンでの生活は自分にとっては本当に大きな経験で、これがなければぽんこつのまま大学を卒業していたかもしれなかった。
だから、大学生の4年間の間でこのような経験ができたことが本当にうれしく思う。正直、また大学院で留学したいとか少し考えていたけどそれは簡単ではないみたい。それを知ってまたこの経験が本当に人生で経験できるかできないかの貴重すぎるものであることが改めて分かり、それを絶対にこれからの成長にもつなげていこうと思う。